皆さんは先輩に言われたことないですか?
「とりあえずやってみて!」
いやとりあえずってなんやねん!!!!!
おそらく「失敗する事で学んでいく」という事をやりたいのだというのはわかります。
でもそれは「完璧だと準備した状態での失敗」に意味があるのであって、「なんとなくやった失敗」ではほぼ意味がないんですよね!
だってなんで失敗したのか自分で理解できないんですから
さて今回は、大学を卒業して初めて入社した会社で二人のトレーナーの方に新人教育を担当していただいた時に教え方の違いでわかりやすさが段違いだったのでそれを新人目線で解説していきます!
実際の事例
まずは初挑戦の業種の私への実際のトレーナーの教え方がこちらです
※実際の職業とは違います
トレーナーA
トレーナーB
どう感じましたか?
作業内容は実際とは違いますが、教え方はこんな感じでした。
Aでは初めから挑戦させ、失敗した理由を考えさせており、Bでは初めに教えて、失敗した理由も教えています。
新人の私から言わせてもらうとBさんの教え方が新人教育においては最高だと思います。
なぜかというと、分からない事がいきなり出来てしまう人もいますが、多くの方は知らないことはできないものです。
その為、失敗体験をバネにするよりも諦めや恐れにつながる危険性があるからです。
また、知識が無い状態では成功例と比較する事で失敗した理由が分かる為、結局原因究明には至れない事が多いからです。
え?「自分で考えるという経験が大切」?
しゃらくせ~~~~~~~~~~~~!!!!!!
それは「分からないことを問い詰められて怖い経験」にしかならねぇんだよ~~!!
自分で考えるって応用は後からついてくる!!!
まずは基本からだ!!!
経験について比較
■とりあえずやらせる→成功→フィードバック
+自信がつき自発的になる
-細かな間違いを見逃す可能性
■とりあえずやらせる→失敗→フィードバック
-失敗による不安感の増大
-手順が重要な場合自己流になる危険性
■やり方を教える→成功→フィードバック
+成功体験をさせる事で自信につながり自発的になる
+間違った方法を覚えない
■やり方を教える→失敗→フィードバック
+教える側の足りなかった説明が分かる
+どこが理解出来てないかが分かりやすい
→自発的で柔軟に考えられるようにするのは、このあと段階でやる方が良い。
まずは基礎がなければ柔軟な発想を生かすことはできない為。
まとめ
以上が新人の私が新人教育法について考えたことです
今回の話を総括して私の考える最強の新人教育法は
- 持ちうる限りの知識を授けること
- はじめに成功体験をさせること
- 失敗に対して叱るのではなく原因を明確にする事
- そのうち手を離すこと
以上です!!
ダイヤモンドの原石を探したいならいきなり挑戦させればいいと思いますけど、どの新人も一定水準まで上げるならこの方法が現時点では最高だと思います。
ここまで書きましたが
これは特殊な技術仕事だからこそ言えることで、初めから自分で学べる環境があるものは初めから完全に教えてもらうという姿勢でいるのは勿論どうかと思いますし
人によって合う合わないもあるのでその人を見ながら微調整して活用していただけたらと思います。

おわり